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" Puddles "

Miyuki INAGAKI


会期|2026年5月2日(土) - 5月29日(金)

時間|10:30 - 21:00 ※最終日のみ18:00閉場

場所|銀座 蔦屋書店 アートウォール


info.ginza@ccc.co.jp


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OIL (オンライン販売)




稲垣美侑の個展「Puddles」を5月2日(土)より5月29日(金)の期間、店内アートウォールにて開催します。

 

稲垣美侑(いながきみゆき)は神奈川県生まれ。現在は東京を拠点に油彩絵画を制作しています。稲垣の制作は、身近な住環境のなかで自然や動植物が育む生態系を観察することから始まります。そこで立ち上がる記憶や感覚の断片をすくい取り、観察から得た記憶や感覚を拾い上げ、抽象表現として画面上に表します。そのなかで視線は、家やその周囲といった小さな生活圏から、空き地や庭、訪れた土地へと広がり、私たちが身を置く「環境」や「居場所」を再考する試みへとつながっています。


本展「Puddles」では、“水たまり”という存在が、空や光、周囲の気配を映し込みながら絶えず姿を変え、やがて消えていく可変性に着目します。雨粒が触れた瞬間に像が揺らぎ、ほどけ、再び立ち現れるように、絵画もまた像を固定するものではなく、支持体や絵具といった物質、外界の光、そして見たり触れる行為が重なり合うことで、その都度イメージが生起していく“場”として提示されます。


作家が大切にしてきた「世界はどのような姿をしていたか」という問いは、日常へ向けられると同時に、絵画そのものへも向けられています。


会場では、作品そのものだけでなく、展示空間の条件を生かしたレイアウトによって鑑賞者を導き、単一の意味に収束しない、日常のなかで揺らぎ続ける世界の断片と、水たまりとその周辺が交錯するように、近景から広がりへと開かれていくイメージを描き出します。



目の戸 mado


稲垣美侑、佐々木怜央


会期|2025年11月1日(土) − 11月23日(日) |月火定休

時間|11:30 - 18:00

場所|Gallery & Cafe Gigi

〒251-0036

神奈川県藤沢市江の島1丁目4−11



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Gallery Gigiにて稲垣美侑・佐々木怜央


「目の戸mado」を開催いたします。

二人の作品や制作過程から、二人の共通する視点を感じていました。


稲垣の作品は庭など身近な景色の観察から、虫や鳥の視点でものごとを観察してみるなど、小さな目をもって世界を捉えキャンバスに描いていきます。一方で佐々木は、ロボットや、飛行機、宇宙船など、子供心に夢見るようなモチーフを紙立体で作り、ガラスに置き換える作品を制作しています。それはまるで小さな夢を具現化するような制作です。


それぞれにそんな小さな視点を持ちながらも、広い世界へと繋がっていく、そんな制作をしている二人の展示です。"目の戸"は窓(マド)の語源にもなっています。2人の目を通して見た世界、「目の戸mado」をぜひご覧ください。

Gallery & Cafe Gigi


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<同時開催イベント>

Meets Art Kamakura+

「海と山とそれから」



昨年から始まった湘南を拠点にするアートギャラリーの共同企画 「海と山と、それから」 は、本年も11月に開催されます。

Gigiでは稲垣 美侑・佐々木 怜央の二人による「目の戸 mado」を開催いたします。



「海と山と、それから」

街から街へ、アートを目指して歩く1ヶ月。

海や山を楽しむ感覚でギャラリーに訪れて欲しいという参加ギャラリーの想いが重なりスタートしました。鎌倉の魅力的なショップのご協力も得て、期間中は各ギャラリーが選んだお店の店内にも作品を展示いたします。


<Gigi紹介店舗>

鎌倉の眼鏡屋さん「Neu」では稲垣美侑の作品。

鎌倉の「ハルバル商店」では佐々木怜央の作品が展示されます。こちらもぜひ遊びにいってみてください。





Each in Three


稲垣美侑、川村摩那、塩出麻美



会期|2025年10月3日(金) − 11月2日(日)

場所|SOM GALLERY

〒103-0003

東京都中央区日本橋横山町4−9 birth 5F



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SOM GALLERYは、10月3日(金)から11月2日(日)まで、稲垣美侑、川村摩那、塩出麻美によるグループ展「Each in Three」を開催いたします。本展は、三名の実践を通じて、モダニズム以降の絵画が抱え続けてきた根源的な問い、「絵画はいかに存在し得るのか」を改めて見つめ直す試みです。

20世紀のモダニズム絵画は、セザンヌ以後の平面性の探究や抽象表現の展開を経て、「何を描くか」から「絵画はいかに成り立つのか」へと問いを転換しました。その後のポストモダンにおいては、言語や記憶、制度や環境といった要素を取り込みつつ、絵画は表象を超えて拡張を続けています。しかし今日において、絵画は再び〈世界との結び直し〉を求められています。本展に参加する三名のアーティストは、それぞれの方法でこの課題に応答し、異なる軌跡を交差させながら、絵画を「生成する場」として提示します。


 稲垣美侑は、「世界はどのような姿をしていたか」という根源的な問いを起点に、庭先や空き地、自然や動植物といった身近な環境を丹念に観察します。そこに積層する記憶や感覚をすくい取り、複数の視点を往復させながら再構築することで、流動的な景色を描き出します。細やかな筆致と大胆なストロークが交錯する画面は、日常に潜む無数の営みや他者の気配を映し出し、展示空間をひとつの「庭」へと変容させます。その「庭」は、生と死、可視と不可視を隔てなく受け入れる生息地(habitat)として、鑑賞者に世界を新たに想像し直す余白をひらきます。

 川村摩那は、自作の詩や散文を起点に、言葉とそこに浮かび上がる情景を絵画へと展開します。キャンバスに記された文字は水に滲み、崩れ、やがて抽象的な線や色彩へと変容します。その痕跡には、言葉が意味を与えながら同時に失っていく姿が刻まれています。文学的素養に根ざした言語感受性と絵画的実践の交錯は、言葉に定着しない感覚や印象を漂わせ、「まだ名づけられない世界」の気配を呼び起こします。そこには、読むことと見ること、知覚と想像が交錯する言葉の姿が、絶えず揺らぎ続けています。

 塩出麻美は、セザンヌのリンゴ作品を手がかりに「対象そのものを描く」という不可能のともいえる問いに挑みます。対象を全体像として掌握するのではなく、多面的で曖昧な姿のまま浮かび上がらせるため、塩出は「±0.5次元」と呼ぶ、平面や立体に還元されない中間的領域を設定します。そこに立ち上がる絵画は、存在を固定化せずに受け止める場として展開され、人と人との関わりにおいても、隔たりを残したまま結びつく新しい関係性を示唆します。


三者の実践に共通するのは、絵画を単なるイリュージョンや完成された像としてではなく、時間や言葉、記憶や関係性のなかで生成し続ける場として提示する姿勢です。環境を往復し、言葉が崩れる痕跡をすくい、対象を把握せずに浮かび上がらせるこれらの試みは、いずれも「絵画はいかに存在し得るか」という根源的な問いと接続されています。本展は、三者三様のアプローチが交差することで、絵画を「像」としてではなく「経験」として受け取る新たな視座を開きます。モダニズム以降の絵画論を反復するのではなく、その延長線上で現代において絵画を問うとはどういうことか、その切実さを鑑賞者に突きつける場となるでしょう。



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