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" ひびのね "

日程 |2022年8月18日(金) − 10月1日(日)  


時間| Webより要予約制


場所 |経堂アトリエ Plum Gallery


〒156-0052 東京都世田谷区経堂4-31-8 2F・3F


Tel:03-4285-1073(ヨニハ イトナミ)


Fax:03-6322-4789


WEB |https://kyodo.atelier-inoue.jp/access/ (経堂アトリエ Plum Gallery)


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Statement ------------------


身近な住環境や自然への繰り返しの観察行為によって、個人や場所に内包される記憶や諸感覚を拾いあげ、 描く行為を通じて、私たちの生きる場所やそこに広がる景色について問い続けている。近年は主に、人々 の生活の傍らに位置する《庭》をモチーフとした作品シリーズを手がけている。 本展「ひびのね」は、昨年度の個展「草むらの音素」の要素を引きつぎながら、今夏新たに経堂アトリエ の庭に加わった朝顔への観察をはじめ、庭先にこぼれ落ちる音や質に触れることで作品のイメージを展開 している。 レイチェル・カーソン ( 海洋生物学者・作家 ) は、晩年の著作「The Sence of Wonder」のなかで、すべ ての子どもが生まれながらに持っている「神秘さや不思議さに目を見はる感性 (The Sence of Wonder)」 を失わないことの大切さを語っている。見落とされ、忘れ去られていくような他愛もない風景とその断片 --日常に眼差しを向け、じっくりと眺めてみること。そのような他愛もない繰り返しの関係性のなかに、 私たちが生きる世界を味わい、創造的な感性を再発見するための手立てが潜んでいるのではないだろうか。 足下の先に広がるささやかな景色、庭先の小さな生きものや植物たちへ敬意を込めて。





コラボレーション企画

" 中継地 Gleaming Water In Woods "



日程 |2023年7月22日(土) − 7月30日(日)  


Artist

Roy TARO

Miyuki INAGAKI

時間| Webより要予約制

WEB |https://kyodo.atelier-inoue.jp/contact/ (経堂アトリエ Plum Gallery)


場所 |経堂アトリエ Plum Gallery ( https://kyodo.atelier-inoue.jp )

〒156-0052 東京都世田谷区経堂4-31-8 2F・3F

Tel:03-4285-1073(ヨニハ イトナミ)

Fax:03-6322-4789



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Roy Taroさんの作品空間(箱庭)内にて、

自作の小作品を参加させて頂きました。

9日間限定、遊びのある動的空間。

お近くにお立ち寄りの際にはぜひご高覧下さいませ。










" めをあける "

日程 |2023年5月14日(水) − 6月6日(火)

   営業日:水曜 − 日曜日

   定休日:月曜日・火曜日(※6/5、6/6は営業致します)


時間 |11:00 − 19:00

場所 | KATSUYA SUSUKI GALLERY

    〒152-0022 東京都目黑区柿の木坂1−32−17


交通アクセス 東急東横線「都立大学駅」より徒歩5分


   TEL 03-5726-9985 FAX 03-5726-9986    Mail info@katsuya-susuki-gallery.com    HP https://katsuya-susuki-gallery.com


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Press Release ------------------


この度KATSUYA SUSUKI GALLERYでは2023年5月14日(水)より、稲垣美侑による個展「 めをあける 」を開 催致します。 や空き地、庭先、縁をもった土地といった身近な住環境や自然への繰り返しの観察行為によって、個人や場所 に内包される記憶や諸感覚を捨いあげ、描く行為を通じて、私たちの生きる場所やそこに広がるイメージについ て問い続けている稲垣は、近年は主に、人々の生活の傍らに位置する「庭」をモチーフに、人間と動植物、自然 と人工、日常と非日常、生と死といったような様々な二項対立化する存在の中間領域を探るような作品シリーズ を展開しています。

今回の個展のタイトルである「めをあける」について、稲垣は大別して二つの意味をかけています。 とつめは、人が「目をあける」といった動的な行為。これには、対象を「見る」という人間に潜在している欲 求や、意志への考察が込められています。その一方で、私たちは日常や自分たちの置かれた環境をはたしてどれ だけ見ることができているのだろうか、と稲垣は問いかけます。 ふたつめに、「芽あける」という動植物の生のエネルギーを示唆するイメージ。それは、例えば春の訪れとと もに地下から地上へと顔をだす土中に隠れていた生物たちのように、こちら側からは見えない領域で生まれる生 命の息吹、そして自然の持つ圧倒的な生の力強さや神秘に、稲垣自身が触れたことからあらわれた言葉です。

私たちが目にしているものは世界のほんの一瞬の切り取りに過ぎず、「めをあける」=「世界がうつしだされる /接触すること」だとすれば、世界との繋ぎ目(接点)として絵画(絵を描く行為)が存在しているのではない か、と稲垣は考えます。それと同時に、真っさらな画布の向こう側には、土中の芽のように、こちら側にはまだ 見えていないだけの何かが潜在していて、絵を描く行為とは、その待機する存在を見えるこちら側へと掬い上げ る行為なのではないかとも。

見落とされ、忘れ去られていくような他愛もない風景とその断片。日常に眼差しを向け、ゆっくりと眺めてみる こと。稲垣はそのような他愛もない繰り返しの関係性のなかから、私たちが生きる世界を味わい、創造的な感性 を再発見するための手立てを探しているのです。 こまで個展や美術館を始めとする様々なグループ展、自然環境を問うプロジェクトに参加するなど、精力的に 作品を発表している稲垣ですが、今回の個展では、これまでとは違った素地を取り入れるなど、新たな変化が感 じられる油彩作品、陶器、ドローイングなどの新作を中心に展示致します。 稲垣美侑の新たな挑戦となる今回の個展、この機会に是非ご高覧下さい。





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